ABOUT/SUPER PENGUIN

スーパーペンギンの特長

Ⅱ/大切にしていること

展示会業界で働く、スーパーペンギンで働くということはどういうことなのか、どんな将来になるのか、本項ではこのことについて考えていただければと思います。展示会ブースデザインという業務は、建築設計やインテリアデザインに比べて比較的簡単な技術力でこなせるものではありますが、一方でデザインを行う意義や目標設定など、技術力でない部分がとても重要となる職種です。ですので、これまで建築設計やインテリアデザインに携わってきた方には比較的移籍しやすい業界ではありますが、反面技術力以外の事項についての素養が求められる業務になります。展示会において最も大切なことは、出展社が出展に成功することです。そのためには、必ず成功をしてもらう、という意思であったり、お客様に対して不安感を与えない、安心をしてもらう、ことが大事です。展示会という職種はこのようなソフト面が技術力以上にかなり重要となってくるのです。


 1. お客様の成功を最優先に考えること

当社が日頃大切にしている第一のことは、出展社の成功を第一に考える、ということです。「お客様を最優先に」とは、よく言われることですが、実際に実行することは、実はとても難しいことです。出展社が出展に成功するためには、出展社(=お客様)に言われた通りにやっているだけではいけません。時には、別の意見を言うこと、要望を拒否するときもあります。また、自分自身との闘いもあります。お客様が成功するためには、自身が大変でもやらなければいけない時があります。本気で出展者の成功を考えること。このことを実際に実現している設営会社・代理店は少ない、と日頃感じています。
出展社の成功を第一に考えるためには、「必ず出展者を成功させる」という決意の下、時に出展社に意見し、自分自身とも戦います。しかし、それを経て、展示会場で来場者が大勢集まっている姿を実現すると、展示会最終日には満面の笑みで喜んでいただく姿に出会います。
展示会において、お客様の最大のニーズは展示会出展が成功に終わることです。展示会ブースをただ綺麗にデザインするだけでなく、ブースに多くの来場者が集まり、最終的に「出展して大成功だ」と言ってもらえるように、様々な支援を行うこと。つまり、当社がデザインしているのは、ブースではなくお客様の「成功」なのです。
 
 

2. 「きっちりとしたデザイン」にすること

当社が出展者の方々にお伝えしている「デザイン」とは、アーティスティックな芸術作品としてのデザインではなく、企業の第一印象としてのデザインであり、企業を成功に導くためのデザインです。展示会に限ったことではありませんが、空間デザインにおいても第一印象は、その企業のイメージを決定づける重要な要素です。その観点から、ただかっこいいデザイン、美しいデザインをしたいだけの方は当社には不向きかもしれません。
当社のブースはシンプルと言われますが、そんなシンプルな中にも、細部にはこだわって設計をしています。シンプルな空間の質を高く見せるためには、細部をどのように設計するかがとても重要です。展示会ブースは建築やインテリアデザインのような細かさはできませんが、それでも当社ではできるだけ、細かな部分に目を配るようにして設計を行っています。
 
 

3. 「前向き」であること

展示会に出展する出展者は、たった3日間という期間のために多額の費用を投資します。そのため、その投資に見合った費用対効果があるのか、常に不安を感じているものです。そのような出展者の方に向き合う際に当社が大切にしているものは「前向きさ」そして「プラス思考」です。例えば、お客様に「今回の出展、成功するでしょうか?」と聞かれた際に、「さあ、どうでしょう?」と不安げに答えるのではなく、自信をもって「大丈夫です!」と返事をし、お客様を安心させることができる、そんな気持ちを大事にしています。実際には、始まってみなければ、結果はどうなるかは分かりません。しかし、出展社の方が成功するために、できることをとことん行い、たとえ虚勢であってもお客様を安心させようとする姿勢を大切にしたいと考えています。
 
 

4. 「共に解決を考える人」であること

「できない、と言わない」。これも当社が大切にしていることの一つです。しかし、実際には、お客様の要望が実現の難しい難題であることもよくあります。そんなときは、即座に「無理です」「できません」と言わずに、そのお客様の要望の背景や奥を考えてみるようにします。そうすると、言われた方法ではだめでも、別の方法だとその要望に近いことを実現できるかもしれません。または、その要望の難しさをその担当者(お客様)も理解しているが、上司に言われて困っている、という場合もあります。そんな時は、どのようにその要望を解決するのか、考えることもします。また、お客様の要望をただ聞くだけも違います。その要望が、出展に失敗する方向のものであれば、そのことを伝えることも大切です。当社は、出展社の方にとって下請けの業者ではありません。出展社の方々を成功に導くための、よきパートナーであり、目標に向けて様々な課題を共に考える人であるべき、と考えています。自身にできることはあまり多くはないかもしれません。それでも、少しでも自分にできる範囲のフォローをする姿勢、それが大切、と考えています。
 
 

5. 「チーム」であること

ブースを作ってくださる職人の皆さん、サインを貼ってくれるサイン屋さん、照明を取り付けてくれる電気屋さん。会社によっては、現場で働く方々を「業者」と呼び、下請けとして(無意識にでも)下に見ることが度々あります。「業者にやらせる」「業者に言っておく」など、一見間違っていないように思える考え方ですが、当社では、立場の上下という考え方はしません。当社が依頼する職人の方々はお客様を成功に導くための「チーム」でありパートナーとして、設営の場では連携して業務に当たります。この考え方は当社が小規模な会社だからかもしれませんが、当社が外部にお願いする方々は「上下」ではなく、「横のつながり」として関係を築いていきます。