ABOUT/SUPER PENGUIN

スーパーペンギンの特長

Ⅳ/同業他社との違い

展示会ブースデザインという職種で働く場所(企業)は、ブースを製作する設営会社、代理店などが考えられます。この項では当社と、それら他の展示会関係会社との違いについてご説明いたします。その違いとは、会社自体の規模であったり、デザイナーとしての立ち位置の違いなどがあります。その中でも最も大きなものは、客先との関係性かもしれません。当社が常に出展社の成功を最優先に考え、実際に結果を出していることから、多くの出展社の方から信頼をしていただけています。一方で、小さな会社であるために、スタッフ一人一人の責任感や重要性が大きくなります。このことは人によってやりがいのあることであったり、逆に重荷に感じることもあるかもしれません。当社がよくて、他社がよくないというわけではなく、人により向き不向きがあります。当社の特徴を知っていただき、自身にあった場所がどこかを見極めた上で、展示会業界での活躍の仕方を考えてみてください。


 1. 客先との「関係性」

同業他社の方が、当社と出展社(お客様)が接している姿を見ると、「関係性が全然違いますね」と言われることが多々あります。確かに当社は、お客様との関係性がかなり良いと思います。当社が下請けの業者のように扱われることはほとんどありません。出展社と当社の関係は大抵の場合、フラットでお互いがお互いの専門分野で話を進めていきます。なぜ、このような関係性が築けるのでしょうか。それは、ほとんどのお客様がまず当社のことを知った上で、お声がけいただいている、ということと、当社が全力で出展社の成功を考えている、から、と言えます。
 

2. デザイナーとしての「立ち位置」

当社がデザイン会社であることから、プロジェクトの中のデザイナーの立ち位置が異なります。展示会業界では、一般的にデザイナーの立ち位置はとても低い、と言えます。多くのデザイナーは設営会社の社内にいて、営業や設営担当の下についていることが多くなります。また、独立したデザイナーの多くは、設営会社の外注先であることがほとんどです。このように設営会社、代理店の内部にいるデザイナーの場合、出展社の意見よりも、社内の指示を優先せざるを得ない状況がほとんどで、自身がデザインしたブースの設営現場にさえ行かせてもらえないデザイナーも多くなります。
当社の場合、ブースデザインの依頼は、出展社から直接の依頼になります。そして、設営に関しては当社から設営会社に依頼をします。その関係上、プロジェクトの全てをデザイナーがコントロールすることになるのです。このデザイナーの立ち位置の違いは、他社との大きな違い、と言えるかもしれません。
 

3. スタッフ10名以下という「企業規模」

当社は、スタッフ10名以下の小さな会社です。この企業規模も働く皆さんにとって大きな違いになります。従業員数が数十名からそれ以上に及ぶ場合、業務が細分化されるため、会社の中の一部の仕事のみを担うことになるでしょう。与えられた業務によっては、もの足りなく感じることもあるかもしれませんが、責任の範囲も小さくなり、必要とされる力量も、その業務をこなすためのもので基本的には十分となります。一方で、小さな会社では、一人一人に期待される能力は多岐にわたり、主たる業務はありますが、それ以外にも会社全体のことを考え、できることはやる、という会社全体を視野に入れた業務や行動が必要となってきます。また、大きな組織では入社時に社会人の基礎を教える社内研修的なものがあることが多いのですが、小さな会社には、会社独自の手法等を教えることはあっても、社会人の基礎を教えるような研修はほとんどの場合ありません。小さな会社であればあるほど、社会人として自立し、即戦力であることが求められるのです。
当社においても、その点は一緒で、小さな会社である以上、決められた範囲のみではなく、会社内の様々なことに携わることになり、常に会社全体からの発想を行うことが求められます。これまで、数十名からそれ以上の規模の会社で働かれていた方にとっては、「ここまでやらなければいけないの?」ということまで業務として行うことになります。小さな会社では、指示されたことだけをやっていればいい、というわけにはいかず、自分と会社に既にいるスタッフ全員で、会社全体を回していくという動きが必要になってくるのです。
展示会業界の中では、当社はかなり小さな会社になります。よく「ペンギンさんて20名以上の会社かと思っていました」と言われるのですが、実際はとても小さな会社です。
 

4. 小規模会社ならではの「仕事の任せ方」

一人一人の責任が大きくなる「小さな会社」ですが、一方でよい面もあります。能力とやる気さえあれば早い段階でブースデザインを全面的に任せてもらえます。自身で出展社にプレゼンを行い、やり取りを行うことができます。そして、スタッフや代表竹村との距離が近いので、デザインに迷った時や分からない時は気軽に相談することが可能です。また、小さいからこそ会社全体に目が行き届くようになるので、会社の仕組みやルールなど、今の組織に足らないところは全員で話し合い常に改善・進化させていくことができます。大きな企業規模では容易にできないことが、小さな会社では可能となるため、自身の会社への影響力や組織に必要とされている感覚、自身で会社自体を作っていく感覚を実感することができます。大変な面もある小さな会社ですが、実際には、大きく成長ができ自身の価値を大きく実感できる場所と言えます。