PENGUIN METHOD
METHOD OF BOOTH DESIGN FOR GATHERING VISITORS IN EXHIBITION

展示会出展の効果を高める集客方法・ブースデザイン/装飾の具体的手法

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PENGUIN METHOD/展示会ブースの集客手法とは?

 
展示会出展で集客に成功し、出展の効果を出すためには、どのようにブースを考えればいいのか。ブース集客方法について「具体的なデザインの方法」「細かなブース形状」にまで踏み込んで解説している書籍・WEBサイトはほとんどありません。PENGUIN METHODとは、スーパーペンギン代表の竹村が、これまでのデザインの経験を体系化した、展示会において集客を成功させるためのブースデザインの手法を解説したもの。2023年4月には書籍化もされています。当社が日頃解説しているこれらの展示会ブース集客の手法、デザインの方法は、実際に自社デザインのブースにおいて試してみたものであり、その中で展示会場において試行錯誤し「実際に集客に成功した方法」を体系化したもので、当社が展示会ブースをデザイン・装飾検討する上で根幹となる考え方です。現在、様々なWEBサイト、書籍において、展示会での集客手法が語られていますが、そのほとんどは「机上で検討した論理」「教科書のような内容」で抽象的になっています。それに対して当社の展示会ブースの構成手法は、展示会場において試し、その結果をお伝えしてますので、「スーパーリアル」とも言うべき内容です。実際に、展示会出展において、来場者を集め、集客効果を出すためには、現実を直視する必要があります。例えば、壁面の説明パネル。多くの出展者がA1サイズのパネルを掲げますが、実際にどれだけの来場者が読んでいるでしょうか。会場で様子を見ていると、多くの来場者は長くは読んでいいないことに気が付きます。また、会社名をブースの上部に掲げるだけで本当に来場者は寄って来れるのでしょうか。実際には、何を扱っているか分からない来場者は、ブースの前を通りすぎてしまっています。さらに、キャッチコピーとしての「長い文章」をブースに掲げている場合、本当にその長い文章をじっくりと、読んでもらえるのでしょうか。そんな、「現実」を直視しながら、来場者の心理を考えてブースを検討しなければ、集客はできない、というのが実際です。当社の手法は、自身で細かく設計・デザインし、その上で結果を出しているからこそ語れる現実的な手法です。本当の意味で、展示会出展の効果、集客の結果を出すためには、自身の展示会ブースに人を集めて賑わうような状況をつくるためには、その「スーパーリアル」な状況を見据えた上で、慎重にブースをデザインしていくことが大切です。このページでは、それら当社がPENGUIN METHODとしてお伝えしている内容を一部抜粋して掲載しています。ご興味のある方、当社代表の著書をご覧いただくか、または是非当社主催の展示会セミナーにもご参加ください。

  

POINT-01


1.「何を扱っているか」分からない
2.ブースに「立ち寄りにくい雰囲気」になっている
3.「特徴」がない
4.全体的な「印象がよくない」
5.そもそも「気づかれない」

 

自社ブースに集客できない「5つの理由」

展示会に出展したが、思うように来場者が自社のブースに集まってくれない。集客できない。このような悩みを持つ出展社の方は多いと思います。当社は日頃様々な展示会場を歩いている中で、来場者が集まらないブースにはいくつかの共通点があると感じています。最も多い「集まらない理由」は、会社名のみが記載されていて、「何を扱っているか」が掲示されておらず、何の展示ブースなのかが分からないこと。下記の「前提条件」の項でも触れていますが、来場者が自社の前を歩くのはほんの短い時間。その僅かな間に「このブースは○○を扱っている会社なんだ」と理解していただくことがとても重要です。このことが理由で来場者が集まらないブースはかなり多い、と感じています。また、出展者の皆様の「待ち方・立ち方」も大きな原因の1つです。ブースの前に立ち尽くして、周囲をじっと見渡していること、ありませんか?会場内でよく見かけるこの状況も、来場者が集まらない大きな原因の1つです。その他、製品を置き過ぎている、これもあります。この項では、「人が自社ブースに集まらない理由」について、大きく「5つ」に分けて記載してみました。思い当たる方、いらっしゃるのではないでしょうか。対策の手始めとして、まずこの5つの言葉を反転させてみてください。例えば、「何を扱っているか」が「すぐに分かる」、など。そうすると、どんなブースがよいのか、指針が見えてきます。
 
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POINT-02


1.「何を扱っているか」を大きく掲示する
2.「通路際」に展示台を置く
3.「立ち方・待ち方」を工夫する

 

これだけは反映してほしい、集客効果を高めるブースづくりの「基本3原則」

全ての展示会出展者の方へ。どんな業界の展示会ブースでも、集客をするために必ず対応しておいてもらいたい最小限の項目です。このような展示会において、自社ブースに人を呼び、人が集まるブースにするために「最小限しなければいけない集客上の工夫」を当社では「基本3原則」としてセミナーでお伝えしています。それは「会社名」より「何を扱っているか」がまず分かるようにすること。これは、上記の「集まらない理由」を読んでいただければ、その意味が分かっていただけるかと思います。そして、「通路際」を活用する、ということ。これは、通路際には必ず展示台を置きましょう、という意味です。これは、下記の「ブースデザインの前提条件」にある「来場者はつかまりたくないと思っている」ことを考えていただければご理解いただけるのではないでしょうか。来場者はいきなりブース中には入って来ないもの。ブースに集客するためには、まず「通路際」に展示台を置くことがかなり重要なのです。3つ目は「ブースの前には立たない」「立ち方・待ち方」を工夫する、ということ。これも、「集まらない理由」を読んでいただければご理解いただけますね。ブースの前に立ってはいても、お声がけを積極的に行ったり、配布物を渡すような行為をしていれば問題はありません。ブースの前に静かに立ち、周りを見渡している。これは、来場者にとって、「つかまってしまうのではないか」と思わせてしまうことになってしまうのです。これら3つに事項は「最小限この3つを押さえていればある程度の集客、人が集まることが期待できる」というものです。逆に言うと、この3つを押さえていないと人を集めることはかなり難しくなります。どれも費用を掛けなければできない、というものではないので、展示会出展の前には是非確認をしてみてください。
  
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POINT-03


1.「遠目」と「近目」を使い分ける
2.「何を扱っているか」を分かりやすく
3.「会話のきっかけ」をつくっておく
4.「滞留させる工夫」をする
5.「五感」で感じてもらう

 

ブースデザインを考える「5つのキーワード」

基本3原則や他の項目と内容は被りますが、この5つのキーワードも大切です。実はこの項目、当社がブースデザインを始めた当初に出展者様にお伝えしていた項目です。今でも有効な5項目として、こちらに記載しています。この5項目もブースデザインや各種アイデアを考える時には大事なポイント。「会話のきっかけを敢えて置いておくこと」であったり、見るだけでなく「五感」で感じるようにしたり。ブースのアイデアを考える時に、これらに則って考えてみてください。前項の「基本3原則」と合わせると、更に効果が上がるブースとなります。ブースを考える際には常に念頭に置いて検討してみてください。
  
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POINT-04


1.来場者は「つかまりたくない」と思っている
2.ブースの前を通るのは「数秒」
3.ブースを見るのは「一瞬」

 

ブースデザインを考える時、念頭においてほしいプラン検討の「前提条件」

展示会において、そのブースデザインを考える時、もっとも重要で根幹となる考え方があります。そのキーワードは「徹底的な来場者心理」。「来場者目線」がどこにでもありそうな言葉ですが、ここでは「徹底的な」という言葉を付けています。会場の中を来場者の方々が見て回る時、人はどのように考え、どのように行動するのでしょう。このことを、理想論で考えるのではなく、行動経済学のように、人間の現実的な心理をベースに考えていくのです。つかまりたくない、と思う気持ち。いろいろ回りたいと思う気持ち。1小間のブースの前を通り過ぎるのは現実的に「何秒」なのか。自分達のブースを「見てくれるのは」どのくらいなのか。これらが、当社が「ブースづくりの前提条件」と呼んでいるものです。これは、展示会におけるブース集客を考える際の根幹となる概念で、人が集まるブースになるためには、来場者がどう考えているのか、現実的な心理を踏まえる必要があります。ブースデザインを検討する際には、常にこの項目を念頭に入れながら細かな部分を決定していってください。また、この前提条件を踏まえながら、本ページの基本3原則や10項目を見直してみてください。全てが来場者心理をベースにしたこの前提条件が考えのベースにあることがご理解いただけるかと思います。
  
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POINT-05


1.小間位置をどう分析するか
2.キャッチの言葉のポイントは?
3.通路際の展示
4.ブースを明るくする方法
5.陳列を検討するポイントは?
6.収納について
7.商談席について
8.ブースイメージの決定方針
9.パネルデザインと配布物
10.スタッフ配置戦略

 

ブースプランに反映してほしい「基本10項目」の考え方

出展効果が高くなるブース、人が集まるブース、集客効果の高いブースにするためには、どんなことに気を付けて考えればいいのか。どんな集客方法があるのか。本項目では、より具体的な事項について、記載しています。人が寄ってきやすいブースレイアウトとどんなものか、キャッチの言葉のポイント、ブース内を明るくする照明の取付方など、当社が考える基本とも言うべき10の項目・考え方について、など。これらの集客に関する考え方が全てではありませんが、どれも当社が自社デザインのブースで実際に試してみて集客に成功したものを体系化したものとなります。これらの他にも大切な考え方や集客方法、デザインの工夫がありますが、まずはこの10項目の工夫をブース検討時に考えてみてください。
 
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POINT-06


1.壁面の「位置」によって書くべき内容は変わる
2.壁面の情報を記載する「3つ方針」
3.「掲げること」より「伝えること」を目標に
4.「フォント」の整え方を知っておく
 

 

壁面グラフィックの誤解とは? 壁面説明の考え方「4つのポイント」

展示会ブースにおいて、壁面にどのようなことを記載するのか、伝えたい内容をどのように表記するのかは、集客を左右する重要なデザイン要素になります。壁面デザイン・壁面グラフィックの検討時にまず知っておいていただきたい基本事項は、チラシのデザインと壁面のデザインの方針は考え方が異なる、という点です。時々、出展社さんによっては、壁面のグラフィックを「チラシを拡大して貼っておく」という手法をとる方がいらっしゃいますが、それはお勧めしません。チラシは、目とチラシの距離、というのは常に一定で変わりませんが、壁面の場合(空間の場合)、記載されている文言とそれを見る来場者の目は常に変化しています。つまり、壁面に記載する文字は、「どの位置から読ませたい文字」なのかで、表記の仕方が変わるのです。例えば20m前、10m前、目の前から見た場合、それぞれ文字の大きさも、そこに書く内容も変わるはずなのです。また、もう一つの条件。壁面に様々なことを記載しておいたとして、一体どれだけの時間、来場者は読んでくれるでしょう。展示会場に行かれた方ならどなたでも経験があるかと思いますが、実際には来場者は壁面の内容を時間をかけてじっくりとは見てくれません。しかも、1分以上も読んでいると大抵の場合、出展社スタッフが声掛けをすることになります。壁面のグラフィックを検討する際には、これら2つの条件を考えた上で詳細を決めていくことが重要になるのです。
 
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POINT-07


1.明るい照明器具を選択する
2.照明器具の「取り付け位置」を工夫する
3.光を当てる位置を工夫する

 

ブースを明るくしたい。そんな方のための照明計画の手法

ブース内が暗い。照明を増やしたり工夫をしてみたがどうしても暗い。そのような悩みを抱える出展社の方は意外に多いのではないかと思います。POINT-05 の項でも少々説明しましたが、ブース内を明るくするためには、照明器具の設置位置が主な原因です。当社のブースが会場内で最大級に明るい理由は、力の強い照明器具を使っていることもありますが、何よりもまず照明の設置位置が他社とは異なるのです。そのポイントは、照明器具を壁から離した位置に取り付けること。そして、壁面全体を明るくしようとすること。この「ちょっとした工夫」でブース内は格段に明るくなります。まずはブース内に設置する照明器具の位置を工夫してみてください。
 
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COLUMN-01


 

「戦略的なシンプル」を目指したブースづくりをする

当社のブースを知る方は、「スーパーペンギンさんのブースはとてもシンプルですね」と言われます。確かに当社のブースは余計な装飾は極力しない方針でデザインしています。そこで、出展者の皆さんに知っていただきたいことは、「ただのシンプル」と「戦略的なシンプル」は異なるということ。当社のシンプルは、アーティスティックなデザインにしたくて「シンプルでカッコいいデザイン」にしているわけではありません。「より多くの来場者に集まっていただくため」に、全ての部分を計算づくでデザインを行い、「集客上意味のない部分にはお金を掛けない」という考えでブースデザインを行っているのです。キャッチコピーの位置、それぞれの文字とグラフィックの役割、展示台の設置位置、高さ、奥行き。上部の梁(ボーダー又はパラペットと呼称)の意味、照明の個数と取付位置。全てに意味があり、全てに集客のための考えを持ってデザインしています。これからの時代、出展者の方は潤沢な予算でブースを構築することは難しくなってくるかもしれません。加えて、材料単価が上がっている現在、ブースをつくる費用自体が高騰しています。そのような状況の中、ブースを極力シンプルに、余計なことに費用をかけず、集客ができることに対してのみ費用を掛ける、という考え方は重要になってくると思うのです。そして、それはただ装飾を省いた「ただのシンプル」ではなく、「戦略的なシンプル」であるはずなのです。当社は、この「戦略的なシンプル」を常に模索しています。
 
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展示会ブースの集客手法を網羅した初の著書、発売中

 

展示会のブースはどう作ればいいのか。いつから準備をすればいいのか。費用はどのくらい掛かるのか、といった基本的なところから、どのようにブースを作れば、来場者が集客できるのか、その具体的なブースのつくり方、レイアウトの手法等、ブースデザインの考え方、商品陳列のポイントから当日の立ち位置まで、計528ページに渡って当社のノウハウを記した初の書籍が完成しました。全5部、計14のチャプターで構成されています。本書に記載されている内容は、当社代表の竹村が日頃セミナーでお伝えしているものであり、これまでの当社でのブースでの成功事例を基に積み上げていた独自のノウハウです。是非、ご一読ください。下記の詳細ボタンよりAmazonの解説サイトに移動します。また、実店舗では、全国の丸善・ジュンク堂、青山ブックセンター本店、代官山蔦屋書店、銀座蔦屋書店等に置かれています。電子書籍版・試し読み有。
 
PART-1/出展結果を出す思考法
PART-2/ブースデザインの手法
PART-3/PENGUIN METHODの応用
PART-4/これからの展示会業界を考える
PART-5/展示会の「商空間」への応用

 
 

執筆者|竹村尚久

SUPER PENGUIN株式会社 代表取締役
展示会デザイナー
一級建築士

 

PENGUIN METHODの記事は、スーパーペンギン代表竹村が展示会セミナーでお伝えしている内容を抜粋して掲載しているものになります。当社がデザインするブースは全て竹村自らが出展者と会話し、デザインを行っています。毎回のデザイン作業の中で、集客を成功させるためにはどうするか、どのようなデザインだと出展効果が最大化できるのかを試行錯誤してきました。それらで得てきた成功や失敗を教訓化・体系化してまとめたもの。それが「PENGUIN METHOD」です。これらのMETHODは、セミナーで全てお伝えしています。出展者だけでなく、設営会社や広告代理店等同業他社の方々にもこれまで全てをお伝えしてきました。より多くの方が、集客のノウハウを知り、出展成功できるようになること、それが当社代表竹村の想い、そして、スーパーペンギンメンバーの想いです。

 
note

 
展示会プロデューサー・デザイナー竹村尚久・スーパーペンギン