スーパーペンギンで働くメリット
Ⅰ/展示会業界で働く「意義」をどうつくるか
展示会業界に限ったことではありませんが、就職先を決める上で重要になってくるのが、その会社で働く意義です。特に展示会ブースデザインという業務は、短期間で完成するデザイン業務であることから、次々と物件が舞い込むことになり、ともすれば働く意義を見失いがちです。その観点からも、当社を働く先として選んでいただく時に大切になることは「展示会業界で働く意義」を持っていただくこと、特に「スーパーペンギンで働く意義」を持っていただくことが重要です。これがはっきりとしていなければ、働き始めてから長くは続けていくことは難しいでしょう。「意義」を「目的」「目標」と言い換えてもいいかもしれません。自分は何が楽しくてこの仕事をしているのか。何を得られれば、楽しいと感じるのか。やりがいを感じるのか。それを見つけ、その意義を感じるように日々の仕事を進めていくことが大切です。本項では、この働く意義について、改めて見つめ直すきっかけにしていただければと思います。
1. 展示会業界で働く「意義」の持ち方
展示会という仕事は、ほぼ1日でブースを設営し、3日間の会期の後にブースを撤去する、という業務が次々にやってきます。しかも、1件が終わったと思ったら、次の週からまた新しい物件が始まります。もし、これをただ「こなすだけの日常」になってしまったら長くは続きません。そこにどんな働く意義があるのか、いったい自分は何のために日々業務をこなしているのかが分からなくなってしまいます。おそらく、これまでこのような状況になってしまっていた人たちは多いのではないでしょうか。このような「こなすだけの日常」にならないためには、自身の中で自分なりの目標を自分自身で作り上げることが重要になってきます。そのために大切な能力は「目標を作り上げる能力」です。皆さん自身の目標は第三者によって決められるものではありません。今目の前にある状況に対して、自分なりのどんな目標を作ることができるのか、この能力が仕事の意義を大きく左右します。
では、展示会ブースデザイン、という仕事ではどんな目標があり得るでしょうか。例えば、「毎回お客様が喜んでいる姿をみたい」「絶対にお客様を出展成功させる」「出展社の出展商品・サービスについて、毎回知ることができる、勉強になる」「回数を重ねるごとに自身のデザイン能力が進化する。毎回それを試していく」・・このような様々な目標を打ち立てることができます。当社では、それらの目標について自身で試し、会場で検証し、最終日に自分の目で確かめる、という行動を推奨しています。
自身でデザインしたブースも、現場に行かず、会場で「結果」を確認することもなく、お客様の反応を見ることをしなければ、このような意義は薄れ、毎日の業務に忙殺されてしまい、やがては転職を考えてしまう、ということになってしまうでしょう。とは言え、ブースデザインという仕事は、どの企業においても内容は同じで、結局会場に見に行っている余裕などないのではないか。このように感じる業界経験者の方も多いことでしょう。確かに、会場に見に行く、という行動は、事務所内での作業を中断することになり、結果的に自身に割り当てられた業務を圧迫することになりかねません。しかし、当社ではそれでも、会場に見に行って自分自身で自身のデザインの結果を見る、という行動を強く推奨しています。それは、そうしなければそれぞれの働く意義を感じなくなってしまうだけでなく、そもそもがそれぞれのスタッフの「成長が遅くなってしまう」からなのです。自身で携わった物件は、自身で観察し、最後にその結果を見届けることが重要です。
そのような時間を作り出すためには、自分自身で業務の効率化を行うことが重要になります。そして、そのような行動をとりやすいように業務の環境を整えることは、会社自体に課せられた責務でもあります。
企業において、働く意義を持つ、ということは、まず自分自身の「目標」の持ち方、つまり自分自身による工夫がなによりも大事で、それを補完し、そうなりやすい環境を整えることが会社としての役割となります。当社では、この「働く意義」をそれぞれが作り出しやすいように、会社としての考えを整理し、時にそれぞれと話し合いながら環境を整えていきます。