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応募される方へのアドバイス

Ⅲ/採用の秘訣

応募する際、どんなことを事前に準備していればよいのでしょうか。ここでは、当社に限らず一般的に転職活動・就職活動をする際に事前に検討しておいた方がよいことをまとめてみました。全ての企業に必ずしも当てはまることではないかもしれませんが、多くの企業に対してこれらのことは当てはまるはずです。就職活動は、素直であることが大切です。自分を客観的に見つめ、それをプラスの側面から捉え直すとよいでしょう。無理に背伸びをして、面接などで過剰な自分を見せたとしても、入社をした後にすぐに本来の自分がばれてしまいます。それよりも、今の自分に何ができて何ができないのか、今後どのようにしたいのか、しっかりと分析ができていることの方が評価されます。就職の面接では、今の自分をとにかく客観的に分析してみることが大事。中には、得意なことなどないのではないか、欠点だらけに感じる人もいるかもしれません。しかし、そんな人も捉え方やちょっとしたことで褒められたこと、評価してもらえたことがあるはずです。これまでの人生の中でどんなことが評価されたのか、それを改めて考え直してみてください。


 1.自分を理解してもらうために

ほとんどの場合、採用の段階では採用する側とされる側では面識がありません。そこで、採用する側が知りたいことは、応募者がどんな人なのか、というところです。採用する側は、応募者との様々な接点から、皆さんの人柄、能力、可能性を感じようとします。このことからも、面接や履歴書、ポートフォリオだけでなく、電話での応対、メールの書き方等、接点の全てが大切であることは理解していただけることでしょう。一見当たり前のように感じることですが、改めて考えると、履歴書やポートフォリオをどのように作り上げればよいか、方針が見えてきます。電話やメールのやり取りでは、応募者側の基本的なビジネススキルがどの程度であるのかを相手に伝えることができます。また、履歴書は、自身を伝える最初のプレゼン資料です。採用する側は、経歴などの基本項目ももちろん見ますが、それ以上に、そこに書かれている「文章」を見ます。なぜなら、その文章にその人の人柄などが表れているからです。文章の少ない、空白だらけの履歴書では、応募者の人柄を判断できないだけでなく、就職に対する意欲を感じなくなってしまいます。履歴書には文章を多く書き込み、自分の人柄を表現するようにしましょう。当社に限ったことではありませんが、クリエイティブの会社を就活する際は多くの方が履歴書のフォーマットを自作する人もいます。基本情報は入れつつも、自身が書きたい内容・書式で履歴書をつくるのも手法の1つです。このように、自分が相手と接する全てのポイントで、自分という人間を伝える工夫をする。これが就職活動では重要になります。
 

2.採用のポイント

〇志望動機をしっかりと考えよう

なぜこの会社で働きたいのか、なぜこの会社でなければいけないのか、魅力に感じた部分はどこかを考えてみましょう。どの会社にでも通用するような通り一片の理由では、「当社ではなく、入社できればどこでもいいのだろうか」との誤解を与えてしまいます。志望理由に模範解答はありません。まず、自分自身のことをしっかりと見つめ、ペンギンのどの部分が自分に合っているのか、自分のどんな部分が役に立ちそうなのかを伝えましょう。
 

〇自身を深く分析しておこう

応募に当たっては、自分自身をしっかりと分析するようにしましょう。特に、自分に何ができて何ができないかを知ることは大切です。時々、面接時に自分をよく見せようと、背伸びをして「あれもできる、これもできる」と言ってしまう方がいますが、背伸びは入社後にすぐにばれてしまいます。自分には、今何ができて、どんなところが不勉強なのか、率直に伝えましょう。評価に際しては、現在の技術力・知識量よりも、自身を客観的に見る能力や、伸びようとする向上心、そして、素直さを重要視します。
 

〇前職の退職理由を明確にしておこう

転職の場合、必ず前職を退職する理由があったはずです。まずはこれを自身の中でしっかりと分析し、明確にしておきましょう。何が問題だったのか、何が足らなかったのか。何をしたかったのか。このことはできるだけ正直に伝えるようにします。なぜなら、前職で感じていた問題が当社でも解決できないようなものであれば、結果的に関係が長続きしない可能性があるからです。よくマイナスに捉えられることを恐れて、「様々なデザインをしてみたい」と一見前向きな発言を繰り返す方がいますが、それでは誤解が生まれてしまうかもしれません。是非、正直に思うところをお伝えください。
 

〇説得力のあるポートフォリオを完成させよう

ポートフォリオ・履歴書は皆さんの大切なプレゼンテーション資料です。そして、当社に見せる最初のビジネス資料となります。ただ求められた提出書類だから「一般的な決まり切った書式」に則って必要事項を書くのではなく、自身がどんな能力を持っているのか、どんな人間なのかが分かるように、自分らしい資料を完成させましょう。当社はまだあなたのことはほぼ何も知りません。だからこそ、ほんのわずかな設定を大切に、短い間にみなさんのことが分かるように、資料に工夫をしてみてください。
 

WEB・ブログ等を熟読しよう

どんなビジネスにも当てはまることですが、相手のことを調べることは、ビジネスを成功させるための重要な第一歩です。また、よく調べることで、自身が本当にこの会社に合っているのか確かめることもできます。当社にはHP以外にもアーカイブ(実績集)、YoutubeX(旧Twitter)、InstagramnoteFacebookなどの情報源があります。それらを熟読しておくとよいでしょう。
 

〇面接ではたくさん質問しよう

面接は、受験のように単に合否を判断される試験のようなものでありません。お互いの相性を図り、当社で働くことがお互いにとって良いのかどうかを判断する貴重な機会です。質問の内容では、当社を応募するに当たってどれだけ情報収集をしたかを判断することができます。応募して、もし面接の機会を得た場合には、絶対に採用される気持ちで、徹底的に情報収集を行いましょう。
 

〇同業他社にもできるだけ応募しよう

社会的に、業界的に同業他社への応募を快く思わない企業もありますが、当社は逆に考えています。展示会業界で働きたい、と考えるのであれば、複数の企業に話を聞いてみるのは当然のことだと思うのです。様々な同業の企業にも応募をし、自分にとって最適と思われる企業を選んでください。その上で当社を選んでもらえたのであれば私たちも嬉しく思います。