スーパーペンギンの特長
Ⅰ/インテリアデザイン事務所から「展示会専門」へ |
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Ⅱ/大切にしていること |
Ⅲ/スーパーペンギンの強み |
Ⅳ/同業他社との違い |
スーパーペンギンとは?
スーパーペンギンは、展示会ブースのデザイン・設計を行う空間デザイン会社です。展示会のブースをつくる多くの会社が設営会社や広告代理店ですが、当社は空間デザインを行う会社。業界では、あまり数多くない、希少な立ち位置となっています。空間デザインと言えば、建築やインテリアデザイン・店舗デザインの領域を想像される方もいるかもしれませんが、当社は展示会に特化した空間デザイン会社として、デザイン業務を行っています。展示会とは、出展社が様々な来場者と出会い、自社の商品・サービスをより多くの方々にお披露目し、販促を行う場所。当社はその展示会に出展する出展社からご依頼をいただき、ブースをデザイン・設計をすることを仕事としています。展示会の開催期間はわずか3日間。そして、展示会ブースは出展者にとっての仮設的な店舗のようなもの。たった3日間とは言え、その期間に出展の結果が出るように、戦略的なデザインを行っています。
スーパーペンギンとは?
スーパーペンギンは、展示会ブースのデザイン・設計を行う空間デザイン会社です。展示会のブースをつくる多くの会社が設営会社や広告代理店ですが、当社は空間デザインを行う会社。業界では、あまり数多くない、希少な立ち位置となっています。空間デザインと言えば、建築やインテリアデザイン・店舗デザインの領域を想像される方もいるかもしれませんが、当社は展示会に特化した空間デザイン会社として、デザイン業務を行っています。展示会とは、出展社が様々な来場者と出会い、自社の商品・サービスをより多くの方々にお披露目し、販促を行う場所。当社はその展示会に出展する出展社からご依頼をいただき、ブースをデザイン・設計をすることを仕事としています。展示会の開催期間はわずか3日間。そして、展示会ブースは出展者にとっての仮設的な店舗のようなもの。たった3日間とは言え、その期間に出展の結果が出るように、戦略的なデザインを行っています。
Ⅰ/インテリアデザイン事務所から「展示会専門」へ |
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Ⅱ/大切にしていること |
Ⅲ/スーパーペンギンの強み |
Ⅳ/同業他社との違い |
Ⅰ/インテリアデザイン事務所から「展示会専門」へ
スーパーペンギンは2005年に代表竹村によって創業しました。創業というよりも、会社勤めをしていた竹村が独立して設計事務所を開設した、というのが2005年になります。もともと竹村が建築設計を専門としていたことから、創業した当初はインテリアデザイン事務所として、マンション等住宅のリフォームやオフィスのリノベーションなどを手掛けていました。社会にはインテリアデザイン事務所はかなりの数があります。そんな中、代表竹村は会社として何を特徴とし、何を強みとして会社を成長させていくのか悩んでいた時期がありました。そんな中、ある展示会出展社様から「小さな展示会ブースをしっかりとデザインしてくれる展示会会社がない」との言葉を受け、「展示会ブースに特化した空間デザイン会社になってはどうだろうか」との思いから「展示会専門の空間デザイン会社」が誕生しました。展示会業界の慣習に捉われず独自の目線で築き上げたノウハウは、今では多くの展示会関係会社の参考になっています。
Ⅱ/大切にしていること
1. お客様の成功を最優先に考えること
当社が日頃大切にしている第一のことは、出展社の成功を第一に考える、ということです。「お客様を最優先に」とは、よく言われることですが、実際に実行することは、実はとても難しいことです。出展社が出展に成功するためには、出展社(=お客様)に言われた通りにやっているだけではいけません。時には、別の意見を言うこと、要望を拒否するときもあります。また、自分自身との闘いもあります。お客様が成功するためには、自身が大変でもやらなければいけない時があります。本気で出展者の成功を考えること。このことを実際に実現している設営会社・代理店は少ない、と日頃感じています。
出展社の成功を第一に考えるためには、「必ず出展者を成功させる」という決意の下、時に出展社に意見し、自分自身とも戦います。しかし、それを経て、展示会場で来場者が大勢集まっている姿を実現すると、展示会最終日には満面の笑みで喜んでいただく姿に出会います。
展示会において、お客様の最大のニーズは展示会出展が成功に終わることです。展示会ブースをただ綺麗にデザインするだけでなく、ブースに多くの来場者が集まり、最終的に「出展して大成功だ」と言ってもらえるように、様々な支援を行うこと。つまり、当社がデザインしているのは、ブースではなくお客様の「成功」と言えます。
2. 「きっちりとしたデザイン」にすること
当社が出展者の方々にお伝えしている「デザイン」とは、アーティスティックな芸術作品としてのデザインではなく、企業の第一印象としてのデザインであり、企業を成功に導くためのデザインです。展示会に限ったことではありませんが、空間デザインにおいても第一印象は、その企業のイメージを決定づける重要な要素です。
当社のブースはシンプルと言われますが、そんなシンプルな中にも、細部にはこだわって設計をしています。シンプルな空間の質を高く見せるためには、細部をどのように設計するかがとても重要です。展示会ブースは建築やインテリアデザインのような細かさはできませんが、それでも当社ではできるだけ、細かな部分に目を配るようにして設計を行っています。
3. 「前向き」であること
展示会に出展する出展企業は、たった3日間という期間のために多額の費用を投資します。そのため、その投資に見合った費用対効果があるのか、常に不安を感じているものです。そのような出展者の方に向き合う際に当社が大切にしているものは「前向きさ」そして「プラス思考」です。例えば、お客様に「今回の出展、成功するでしょうか?」と聞かれた際に、「さあ・・・どうでしょう?」と不安げに答えるのではなく、自信をもって「大丈夫です!」と返事をし、お客様を安心させることができる、そんな気持ちを大事にしています。実際には、始まってみなければ、結果はどうなるかは分かりません。しかし、出展社の方が成功するために、できることをとことん行い、たとえ虚勢であってもお客様を安心させようとする姿勢を大切にしたいと考えています。
4. 「共に解決を考える人」であること
「できない、と言わない」。これも当社が大切にしていることの一つです。しかし、実際には、お客様の要望が実現の難しい難題であることもよくあります。そんなときは、即座に「無理です」「できません」と言わずに、そのお客様の要望の背景や奥を考えてみるようにします。そうすると、言われた方法ではだめでも、別の方法だとその要望に近いことを実現できるかもしれません。または、その要望の難しさをその担当者(お客様)も理解しているが、上司に言われて困っている、という場合もあります。そんな時は、どのようにその要望を解決するのか、一緒に考えることもします。
また、お客様の要望をただ聞くだけ、言われた通りにするだけ、ということもしません。その要望が、出展に失敗する方向のものであれば、そのことを伝えることも大切です。当社は、出展社の方にとって「下請けの業者」ではありません。出展社の方々を成功に導くための、よきパートナーであり、目標に向けて様々な課題を共に考える人であるべき、と考えています。自身にできることはあまり多くはないかもしれません。それでも、少しでも自分にできる範囲のフォローをする姿勢、それが大切、と考えています。
5. 「チーム」であること
スーパーペンギンでは、ブースを作ってくださる職人の皆さん、サインを貼ってくれるサイン屋さん、照明を取り付けてくれる電気屋さを「業者」ではなく、「仲間」として捉えています。会社によっては、現場で働く方々を「業者」と呼び、下請けとして(無意識にでも)下に見ることが度々あります。「業者にやらせる」「業者に言っておく」など、一見間違っていないように思える考え方ですが、当社では、立場の上下という考え方はしません。当社が依頼する職人の方々はお客様を成功に導くための「チーム」でありパートナーとして、設営の場では連携して業務に当たります。この考え方は当社が小規模な会社だからかもしれませんが、当社が外部にお願いする方々は「上下」ではなく、「横のつながり」として関係を築いていきます。だからこそ、当社が依頼する設営会社の皆様は生き生きとして現場で作業をされています。そして、できる限り、現場では出展社の皆さんに設営会社の職人さんたちを紹介するようにしています。ブースをデザインするのは当社ですが、実際につくるのは設営会社のみなさんです。そんな作り手の方々を当社は仲間として大切にお付き合いしています。
Ⅲ/スーパーペンギンの強み
1. 業界屈指の「集客の論理」
当社は集客を実現するためのブースデザインのノウハウをこれまで独自に積み重ねてきました。展示会業界における集客のデザイン手法について、ほとんどの設営会社・代理店では「目立つようにして集める」といった抽象的な論理で計画を行っています。当社の手法は、「徹底的な来場者目線」による空間デザイン手法を基にしており、代表竹村の著書「集客できる展示会ブースデザインづくり」やセミナーなどで一般的に公開している手法です。最近では、当社代表の竹村は同業の展示会会社の社内セミナーも担当している他、多くの展示会会社が、当社の手法を参考にしています。最近では当社のデザインをそのまま真似る会社も出てくるなど、徐々に影響が広がってきています。
2. デザインだけでなく、陳列、立ち位置まで伝える「アドバイス力」
展示会出展に「成功する」ためには、単にブースをデザインするだけでは達成できません。どんなにブースを戦略的に作り上げたとしても、会期中の出展社スタッフの皆さんの待機方法や接客方法が間違っていれば、来場者は全く近づいてこなくなります。また、ブース自体を戦略的に設計しても、商品の見せ方を間違えると、何も伝わらなくなってしまいます。キャッチの言葉も同様です。会社の理念のような抽象的な言葉をキャッチコピーとしてブースに掲げても、来場者は近づいてきてはくれません。
当社では、ブースをデザインする以外にも、接客方法をお伝えしたり、商品陳列の方法も考えるようにしています。商品を置いた際にそばに設置する「キャプション」(一般的にはPOP、ピーオーピーと言います)も制作しています。大切なことは、出展社の皆さんが出展に成功すること。そのためには、単にブースをデザインするだけでなく、様々な手法を用いる必要があるのです。そして、それは最新の機材を使うというわけでは決してありません。ちょっとした立ち方の工夫や、100均で売っているような小物の活用であったりもします。出展に成功するために、当社のこれまでの経験値(成功体験)からできる限りのアドバイスをする。これが当社の大きな強みであり、多くのお客様から直接指名の依頼をいただく理由になっています。
3. 出展社・自治体・主催者・同業にも行っている「セミナー」
代表の竹村は、年に数十回、全国で展示会集客に関するセミナーを行っています。依頼元は、地方自治体や、中小企業支援団体などが多く、展示会主催者から依頼をうけた出展者説明会でのセミナーや、同業となる設営会社・代理店に対してもセミナーを行っています。「デザイン会社が集客のセミナーを行える」というこの特徴は、当社のみ。この強みによって、実際のブースのデザインと集客の論理の整合性が取れた「現実的」なアドバイスが可能となり、セミナーではかなり具体的な手法の紹介までも行っています。
また、セミナーとブースデザインの双方を同時にできることから、現在日本全国の地方自治体からセミナーや集合ブースをデザインする依頼が入ってきています。自治体集合ブースでは、まず出展社全員に展示会での成功の仕方に関するセミナーを行い、次に1社1社に対して個別の商品陳列指導を行っています。それらは実際に当社がデザインをしたブースをベースにして行うため、会期当日の完成度はかなり高いものとなります。ほとんどの場合、出展社の満足度は100%(参加者全員)。これができるのは、現在の日本では当社のみ、と言えます。
Ⅳ/同業他社との違い
1. デザイナーの「立ち位置」が違います。
当社がデザイン会社であることから、プロジェクトの中のデザイナーの立ち位置が設営会社主導の場合と完全に異なります。展示会業界では、一般的にデザイナーの立ち位置はとても低い、と言えます。多くのデザイナーは設営会社の社内にいて、営業や設営担当の下についていることが多くなります。また、独立したデザイナーの多くは、設営会社の外注先であることがほとんどです。このような設営会社、代理店の内部(下)にいるデザイナーの場合、出展社の意見よりも、社内の指示を優先せざるを得ない状況がほとんどで、自身がデザインしたブースの設営現場にさえ行かせてもらえないデザイナーも多くいます。デザインした本人が現場にも行けず、展示会が終了した時に立会もできず、感想を直接聞きにくること許されない(これは会社の指示、というだけでなく、会社全体の雰囲気的に、という意味で)。考え方は企業によって様々ですが、当社は展示会に出展するというプロジェクトにおいては、デザイナーが中心となって主導するべきだ、と考えています。営業はあくまでもサポートです。デザインした本人は必ず会場を確認し、デザインの「結果」を見届ける。必要であれば感じ取った課題を次のデザインに活かす。そのような動きをするべき、と考えています。
また、デザインナーがプロジェクトを主導する場合、当社の場合、設営に関しては当社から設営会社に依頼をします。その関係上、デザイナーが設営の発注側になるため、デザイナーの想いを優先してブースを作り上げることが可能となります。この場合、デザイナーが「集客結果」よりも「見映え」を優先してしまう性格だと、プロジェクトの結果が心配ですが、集客結果をしっかりと考えられるデザイナーの場合、プロジェクトは大きく成功に向けて確率を上げることになります。このデザイナーの立ち位置の違いは、他社との大きな違いと言えるでしょう。
2. 「ディテール」にこだわります。
昨今、当社のブース事例写真を設営会社に見せて「この感じで作ってほしい」と言われることが多い、と様々な設営会社の方にお聞きします。しかし、「ペンギンらしく」をお願いしたはずなのに、なぜかそのようにならない。そんな経験のある出展社の方も多いかもしれません。当社はシンプルなブースが多くありますが、実はただのシンプルではありません。それは「戦略的シンプル」というべきもの。シンプルに見えて、そこには様々な集客のための戦略が練り込まれており、見た目のデザイン性に関しては、実は細かな部分(ディテール)をかなり工夫して作りこんでいます。すっきり見える収納の扉、「枠」がなく、ドアノブもないすっきりした倉庫の扉、吊元が見えないようにスリットの工夫をしたタペストリーの吊り下げ方、その他細かな部分の寸法設定など、敢えて出展社の方にもお伝えしないところでも、「ペンギン仕様」のディテールが展開されています。小さなディテールの積み重ねが、シンプルでも安っぽく見えない、デザイン性の高いブースを作り上げています。
3. 「グラフィックデザイン」にこだわります。
単に「デザイン」というとアーティスティックなデザインを想像してしまう方も多いかもしれません。自身がデザインしたブースを「作品」と称し、「きれいであること」を誇る、そんなアーティスト的なデザイナーがつくるブースを想像してしまいます。しかし、当社が日頃お伝えしている「デザイン性」とは、その「アーティスティックなデザイン」を指しているわけではありません。展示会ブースにおける「デザイン性」とは、その企業の「第一印象」を整えること、企業としての「身だしなみ」を意味しています。その「身だしなみ」を整えるために、重要となってくることの1つが「グラフィックデザイン」です。多くの展示会ブース設営会社は、壁面のグラフィックデザインについて、出展社からデザインデータを支給していただき、それをそのまま壁面に貼り付ける、このような方式を取っています。おそらく多くの方が「何を当たり前のことを」と思われるかもしれません。しかし、当社は壁面のグラフィックは全て当社にてデザイン制作しています。展示会ブースの壁面に掲げるグラフィックは、ブース内での位置、高さ、その使用用途によって、デザインの仕方が変わってきます。その壁面に対して、見るべき来場者がどの位置にいるかによって、記載するべき内容や文字の大きさ等が変わってくるのです。また、あまりにも壁面に書き込み過ぎると、来場者は読んでくれなくなります。このように、シンプルに壁面のデザインといってもそこには展示会ならではの独自の考え方が存在するのです。当社はこのことも自社開催のセミナーなどでは詳しくお伝えしています。
また、キャッチコピーにおいても同様です。当社では、壁面に掲げるキャッチコピーも当社で考えさせていただいています。これも、展示会ブースに掲げるキャッチコピーには考案のコツがあるからなのです。そして、これらを掲示する場所も、デザイン性と視認性の双方から慎重に決める必要があります。
当社では、このように、壁面に掲げるものは全て当社にて考案し、製作を行っています。これらがブースに説得力を持たせるためにも重要であり、ブースの見映えを作り上げるためにも大事なことなのです。