実績
展示会ブースに特化した「空間デザイン会社」です。ここではスーパーペンギンの実績をいくつかご紹介しています。この他にも当社の「SUPEE PENGUIN Archives」にはこれまでの実績写真を多く入れてありますので是非ご覧ください。当社は「空間系」のデザイン会社となりますが、同じ「デザイン会社」でも「2次元系デザイン事務所」(グラフィックデザイン会社など)とはブースの作り方が異なります。「空間デザイン」とは、その空間を利用する「人の心理」を形にするもの。来場者にどう思ってもらいたいのか、そのためにはどのような壁・梁が必要で、どの位置にキャッチの言葉があった方がよいのか。心理をベースに3次元的に考えていきます。建築・インテリアの世界では当たり前のこの思考法。展示会ブースでも、この思考法でブースを作っていかないと、本当の集客はできない、と考えています。
シンプル。だけど、周囲より圧倒的に人が集まる。
それは、来場者の「心理」を軸にした「空間デザイン」だから。
DESIGN TOKYO|グッドモーニング様
TOKYO BIGSIGHT
毎年7月に開催されるISOT国際文具紙製品展と同時に開催されるDESIGN TOKYOでのブースです。様々な形を持つ立体型のカレンダーを扱われている会社様です。グラフィックデザインを主とされているデザイン会社様だからこそできるそれぞれの商品は、細部に拘ったものばかり。その商品を扱うブースとして、今回はブランドイメージでもある白をベースとして計画しました。1点1点を丁寧に表現するため、壁面に1つずつの棚を設けてキャプションを付けて商品を設置することをご提案しました。加えてブース上部には、敢えてカレンダーの動物達を吊るすことに。これは単にデザインではなく、集まった人でブースの周囲が一杯になった際に、上を見上げて「なんのブースだろう?」と思っていただくためのもの。一方、ブース前面に設置した展示台には、完成品だけでなく、敢えて組立前の部品も置いています。「組立途中」のものを置くことで敢えて臨場感を感じてもらうようにするのと同時に、ブースの前で滞留時間を長く居ていただくことが狙いです。会場でもっとも奥に位置したブースでしたが、会期中は途切れることなく来場者の方に立ち寄っていただきました。
「意味」がない場所はない。
全ては集客のために「計算されたデザイン」です。
「空間デザイン会社」であること。これが当社の強みでもあります。さて、現在の展示会事情。展示会業界も他の業界同様、材料の高騰により展示会ブースをつくる費用は増々高くなってきています。一方で、出展社様のご予算は抑え気味。そんな出展社の方も多いのではないでしょうか。そこで、重要になる考え方は、シンプルなブースだけど結果が出る、そんな「戦略的なシンプルブース」というもの。そんなブースを実現するために大切なことは、「徹底的な来場者目線」でブースをつくること。当社では、常にデザインだけでなく、来場者心理を基にして、ブース形状のあり方、展示台の形状・位置、商品陳列の方法、キャッチの言葉、会期中の立ち位置など、「集客、そして出展に成功するための施策」をご提案しています。
CONTENT TOKYO|inout様
TOKYO BIGSIGHT
映像制作やデジタルコンテンツなどに関係する企業が出展を行うコンテンツ東京でのブースです。inout様は動画制作を行う企業。今回は、約3小間の広さ(主催者のRXJAPANでの1.5小間)。写真のブース、色は赤に見えますが、実際には「蛍光レッド」。写真で見るより実際のブースはかなり存在感を放つイメージになっています。コンテンツ東京は、蛍光色の似合う展示会。このような時には思い切って、蛍光色を用いることも集客上の効果があります。今回のブースは形ある商品を持たない「無形商材」のブース。モニターで実績となる動画を見せる他は、ブース全体のイメージで、企業としての信頼感を感じてもらうようにしています。また、ブース壁面には「映像制作、承ります」の文字を入れ、何を扱う出展社なのかが一目で分かるように。ブース内に機材を敢えて設置し、「専門家感」を出すようにしています。一般的に、説明書きを入れる壁面は、今回は敢えて「ただのデザイン要素」に。壁紙の貼り分けによって、ブース全体のイメージをつくるようにしています。
SCビジネスフェア|CCCカルチュア・コンビニエンス・クラブ様
PACIFICO YOKOHAMA
商空間に関係する企業が一堂に出展する「SCビジネスフェア」におけるブース。出展社は蔦屋書店でおなじみのCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)様。今回の小間位置は、3方向を通路に挟まれた3面開放の場所。しかし、前面通路がかなり広い場所だったために、敢えてブースの前面のみに来場者を集めるレイアウトにしています。左右に壁を設けたのは、ブースに対して左右から近づいてくる来場者に対して「キャッチの言葉」を掲げるため、そして敢えて前面通路のみに来場者を滞留させるため。通路が広いブースは基本的に集客に苦戦します。広いからこそ、来場者が近寄ってこないということになるのです。本ブースでは、ブース前面上部に「看板」を設置。そこに、CCCさんの歴史を掲示し、多くの来場者が知っているであろう、施設の名前等を敢えて入れることで、ブース上部を見て「立ち止まる」「歩くスピードが遅くなる」ことを狙っています。その他、壁面に敢えてスリットを設けるなど、全ての箇所を「集客」を想定した戦略的デザインにしています。
GIFT SHOW|石川県産業創出支援機構様
TOKYO BIGSIGHT
ギフトショーにおける自治体集合ブースの事例。石川県内の28社の事業者が参加する石川県ブース。スーパーペンギンでは単にブースをデザインするだけでなく、9月の会期に向けて6月に出展社全員に対する「出展対策講座」のセミナーを実施。その後7月には1社1時間の個別陳列検討会を行っています。ブースに掲げている各社のキャッチコピーはスーパーペンギン代表の竹村が各社と面談の上全て自身で考案。来場者であるバイヤーの方々に訴求しやすい言葉と表現を毎年考案しています。また、配布資料であるリーフレットもスーパーペンギンにてデザイン。ブース壁面の文言と合わせてデザインを行っています。
観光DX・マーケティングEXPO|株式会社JTB様
TOKYO BIGSIGHT
数多くのソリューションを扱っている企業は、どのようにブースを計画すればいいのか。今回のJTB様の観光DX・マーケティングEXPOにおけるブースの要件は大きくはこのことが1つの課題でした。通常1つのソリューションで1つの壁面に詳細を記載する、という方法をとりますが、それだと壁面が足らない。そこで、当社がご提案した方針は、ブースの上部に14の全てのソリューションを記載し、ブースのどこからでも上部を指し示しながら全体像の説明ができる、という手法です。この場合、上部に記載する内容は「会話のきっかけ」程度でよく、まずは全体像を説明し、来場者がどこに興味を持つかを探ります。そして、興味をもつ項目を重点的にその場で説明する、というもの。個々の説明は、手元にあるPCや手持ちの営業用資料で行います。つまり、ブース内は全ての箇所が商談場所になっており、出展社スタッフはどの場所でも全てのソリューションの説明を行うことが可能です。また、ブース背面は「敢えてスタッフが立たないエリア」に。そこに配布資料を設置し、来場者に自由に資料を取っていただく場所としています。遠くから存在感を出す外観デザイン等、ブース全体を戦略的にデザインを行っています。
機械要素技術展・ものづくりワールド|株式会社サンテック様
TOKYO BIGSIGHT
戦略的に「ピンク」を活用する。機械要素技術展に出展されたサンテックさんの企業カラーは緑。しかし、今回敢えて「ピンク」を使用しました。その理由は、「存在感を高めるため」。機械要素技術展は、多くの企業が青・赤・緑等の色が多く見られます。会社カラーである緑をベース色として用いれば、会場内で存在感が埋もれてしまう可能性がありました。そこで、敢えて「ピンク」を活用。結果的に他にはない特殊な存在感のあるブースとなっています。その上で、展示台を通路際に設置。そこには、サンテックさんの強みである「ダイシング加工」の技術を使って製作したサンプル品を数多く設置。製品を見せる、という発想ではなく、「できることを見せる」「可能性を伝える」ことを目標に製品陳列を行っています。また、ブースの通路側壁面には「頭より上」に何を扱っているか、をシンプルに記載。ブース前が来場者でにぎわっても、頭の上見えることで、他の来場者から「何のブースなのか」が一目で分かるようにしています。その他、全ての箇所を戦略的に計画し、周囲に対して圧倒的に来場者が集まるブースとなりました。
ギフトショー|石川県繊維協会様
TOKYO BIG SIGHT
HCJ国際ホテルレストランショー|セブンユニフォーム様
TOKYO BIG SIGHT
「空間デザイン」とは、その場の「空気」をつくること。
その場にいる人の「心理」をつくること。
それが、展示会ブースデザインの「本質」。


SUPER PENGUIN/Archieves[デザイン実績ページ] >
上記以外の当社のブースデザイン事例をまとめた実績集サイトです。このサイト以外にもPinterest、Instagramなどもありますので合わせてご参照ください。いずれのブースもシンプルな形状に見えますが、来場者の心理を軸に構成した空間デザインとなっており、余計なものを省き、集客を企図したブース形状となっています。これらは単にデザインを行っただけでなく、集客の結果を出すことを目的にデザインを行っており、全てのブースで集客などの結果を出しています。
DETAIL
当社の実績写真は本ページと「Pinterest」の他に、上記の「WEBサイト」にも多く入れています。当社は、雑貨、化粧品をはじめ機械系、IT系、食品系、学会系など様々な分野のブースをデザインしています。ブースに集客を行うための基本的なロジック(考え方)はどの業界のブースでも共通ですが、業界ごとに少しずつ特徴があります。例えば、食品系の展示会ブースの場合は真っ白スッキリのブースではだめで、「センスのよい賑わい」を感じさせるブースである必要があります。壁面の余白をなるべく少なくし、ブース全体に賑わい、もしくは力強さのようなものを反映させること。このように業界ごとにちょっとした特徴があるのです。そして、それら全ての業界のブースに共通して必要な考え方は、「空間デザイン」である、ということ。とは言え、「空間デザインって漠然として分からない」という方がほとんどだと思います。「空間デザイン」とは、その空間の主人公である「来場者の心理」を軸にして考えること、とでも言いましょうか。来場者はブースの前でどのように考えるのか、どこを見るのか、どう動いてほしいのか。そのようなことを考え、その考えを反映するようにブースを構成すること、それが空間デザインです。当社は、もともとは建築・インテリアデザインを行う「空間デザイン会社」です。その特徴を活かし、「結果の出るブース」「結果につながる意図を持った形状、空間をブースに変換し常に提案しています。